編集実話

来店台帳を忘れたまま、開店した本屋の話 ―― ナレッジデザイン仮オープン初日の事故ログ

2026年1月26日仮オープン予定日当日。
本屋の主人は、最終準備に追われていた。(今夜の20時に仮オープンだ~がんばれ、σ(゚∀゚ )オレ)
そして夜20時がきたので、本屋の主人は急いでシャッターを上げた

「……よし。一応、開いたな。」

本当は、もう少しそれっぽく開店したかった。何もオープンのお知らせできなかった。
とにかく内装工事も大変だったし、棚どうするんだっけ?会員さん専用の棚どうする?とか
お知らせ用の掲示板とか・・・・
でも現実は、とにかく今日ここまでなんとか頑張って持ってきた、という感じだった。


棚を見回す。
灯りはついている。
看板も出ている。
掲示板チェック(初めての方へ、無料会員について、この本屋について、ご利用と約束事、FAQと・・・)
うむ、準備完璧。

そして棚を見る。

……あれ?棚が、空っぽだった。

「( ‘ω’)……?」

本屋なのに、棚が空っぽ。
開店したのに、何も並んでいない。

一瞬だけ、主人の頭の中が静かにパニック。

(……いや、落ち着け。お知らせ、書いたよな)

主人は、お知らせの紙を見直した。

そこには、ちゃんと書いてあった。

入荷予定:20時30分

「……あ、そっか。入荷、20時30分だったわ」

20時00分オープン。
入荷は20時30分。

つまりこの店は、仮オープンしてから30分、
“空の本屋”として存在していた。

主人は、静かに深呼吸した。

「……まあ、仮オープンだしな」

よく分からない言い訳を、心の中でつぶやく。


とりあえず、店の状態をもう一度確認することにした。

すると、もっと大事なものが壊れていることに気づいた。


「あ……顧客管理台帳、動かない……」(準備中に確認した時は動いてたのに。)

会員登録が、ちゃんと動かない。

登録しても途中で止まる。
完了しない。
データも残らない。

本屋として、これはわりと致命的である。


主人はカウンターに腰を下ろし、
ノートPCで修正作業を開始した。

マニュアルを読む。
ログを見る。
設定を見直す。

ひとつずつ、原因を潰していく。

淡々と。
静かに。
眉間にだけ、シワを寄せながら。


しばらくして。

「(〃´o`)フゥ……
 何とか直った……」

会員登録フォームは、
ようやく普通に動くようになった。


その頃には、
入荷予定の20時30分も近かった。

主人は、ふと思う。

(……で、誰か来たのか?)

来てくれたのかもしれない。
誰も来ていないのかもしれない。

でも主人は、そのどちらかすら分からない。


「あっ……来店台帳、ないじゃん……」

一瞬、固まる。

どうしよう?
いまさら来店台帳ないとか、俺の考えている本屋としてどうなの?

でも、もう開店してしまっている。

しばらく悩んで・・・・

「……まあ、明日買おう」


その夜。

本屋は、確かに開店していた。

棚は途中まで空っぽで、
会員登録の仕組みは壊れていて、
来店台帳もなかった。


でも、シャッターは上がっていた。
灯りもついていた。
本屋は、そこに存在していた。


翌日。

お腹が減ったので、
主人は近くのフードコートに行った。

ラーメンを食べながら、
ぼーっとしていて、ふと思い出す。


「あっ……
 来店台帳、買わなきゃ……」


その足で文房具屋に寄り、
シンプルな台帳を一冊買った。


本屋に戻り、
カウンターの端に、そっと置く。


「……うん。
 これ、最初から要るやつだったわ」


🪶 補足メモ

この物語はノンフィクションです。
ただし、プライバシー保護のため一部表現を物語調にしています。


🧩 編集部メモ(ログ)

  • 作中の「顧客管理台帳が壊れていた」は、
    メディア会員登録フォームが正常に動作していなかった実話に基づきます。
    ログ確認およびテンプレートマニュアル参照の上、
    当日中に修正対応を行いました。

  • 作中の「来店台帳」は、
    アクセス解析の未設定により、
    誰がいつどこから来たのかを来店ログを残せなかった状態を指す比喩です。

  • 作中の「空っぽの棚」は、
    仮オープンの開店時刻(20:00)と
    入荷予定時刻(20:30)がズレていた実話に基づいています。
    *これは当日、準備作業しながら、20時に入荷間に合わんってなったという納品遅れだった件。

  • この本屋の主人は、ちょっとポンコツでたまに抜けています。

株式会社0LifeStyle
ナレッジデザインメディア編集部

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